石橋はブッ叩いて渡る@YMSイギリス

YMS2016当選後、EU圏の旦那と2018年8月に結婚し、一時帰国せずEEA Family VISAを取得。
YMS、国際結婚、現地情報について書いていきます。

住宅購入 フラットそれとも一軒家?Leasehold?Freehold?


実は2019年1月からちょこちょこ物件を探していました。
最初の頃はNorth LondonのZone4くらいの2ベッドフラットを中心に探していました。
しかし、調べていくとフラットは自分のものにならないし、どうなのかな?
私の将来的な考えや望むライフスタイルを考えるとフラットはデメリットかなと思い、最終的にSouth Londonで一軒家の家を8月にオファーして、Chain Propertyということもあって、まだ購入は完了しておりませんが、その点で知ったことを書いていければ!
まだ、Chain Propertyって何?っというのは別のところで紹介できればと思います。


また、自分で調べて気づいたことを中心として書いているので、違うこともあるかもしれないので、「へぇ~」くらいな程度で軽く頭に入れて詳しくは自分で調べたりして頂ければと思います。


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フラットと一軒家の購入の大きな違いとは?

・自分の物になるのかならないのか
・サービスチャージ等購入とは別にかかる毎月もしくは年間でかかる費用
・リノベーションするのに大家からの許可が必要かどうか


FreeholdかLeasehold

家を買うにあたって一番大きな違いはこのFreeholdかLeaseholdなのかというところです!


基本的なことなので、これとは別になることもあります(*^-^*)
一軒家→Freehold
フラット→Share of freehold or Leasehold
デベロッパー→Share of ownership
₍デベロッパーは基本的にLeaseholdのみですが、Share of ownershipとはというのを書きます。₎


ちなみに、一軒家でも一階と二階で住居が異なっているいる場合は、フラットと同じになります。


基本的なFreeholdとLeaseholdの違いとは?
Freehold
その名の通り、物件が自分のものになります。
何かが起きた際のメンテナンスなどはすべて自己責任です。
ガーデンが欲しかったり、上や下の階を気にしたくない人向けです。
一軒家でも横が繋がっていたりするので、横の音は聞こえたりしますが、フラットよりは静かです。
ただ、フラットと同じ面積でも値段が高くなります。
将来的に長くイギリスにいることや子供に引き継がせたい等思うことがあればいいのかと思います。


Leasehold
私のイメージだと賃貸の先払いです。
その一室に一定期間住む権利を貰うといった感じです。この権利をLeaseと言ってだいたい99-125年くらいが多いです。
ちなみに、物件を売るときは100年を切っていると価値がすごく下がるので、100年切っている場合は売るときにリースを延長して売るのが一般的です。
あくまでも、場所を借りているので、リノベーションなどをする場合は大家の許可が必要です。
建物自体はマネージメントしている会社があり、そこに対してサービスチャージがかかります₍全体で使われている電気やゴミ処理費用など₎
毎年何を直したかなどによって値段が変わったりするので、平均的にいくらなのかは内覧の際に聞いた方がいいです。安いところで月£90くらいかかります。
一軒家よりは金額がリーズナブルになるので、Londonの外側にいかなくても購入できる可能性が高くなります。
また、一軒家よりも需要が高いので売る際に割と早く売れる可能性があるので、将来的に売却や日本に帰ることを想定されている人にはいいのではないかと思います。


Leasehold のShare of freeholdとは?


・Lease期間が999年と異常に長いところ!


Share of freeholdは基本的にはLeaseholdと変わりありませんが、一つ言えるのはLeaseの期間が異常に長く、999年というものがほとんどなので、減っていたとしても1990年時点で999年です等記載があります。
なので、子供に引き継ぐ際に延長を考えなくていいし、売却するときにも延長の申請をしてから売るなど余計なコストが必要ないこと大きいです。
ただ、リノベーションの際には大家の許可が必要だし、マネージメントがある場合はそこに対するサービスチャージなどはLeaseholdと同じでかかります。


一軒家を改造して階別に家になっている物件も多く存在していて、それもShare of freeholdになっていたりすることが多いのですが、このような物件は候補に入れていなかったのでよく知りません。。。。
あと、一軒家を分割している物件は元々一つの世帯が住むように設計されているので、上下の音が通常のフラットよりもよく聞こえて、音に敏感な人にはストレスになりやすいです。
₍これは私が不動産にいたころの知識w₎
ちなみに、二階に住んでいると下の階に住んでいる人にGround rentを支払わないといけなかったり、Renovationを行う際も上下の人の許可などが必要だったりするようで個人間とか
めんどくさそうだなと思い、候補からは外していました。
ちなみに、普通のLeaseholdでもGround Rentは発生します。


デベロッパーのShare of Ownershipとは?


近年は色んなところに新しいマンションなどが建ち並んできていて、私の好きな古い家のあるロンドンではなくなっているなーと思っているのですが、このShare of Ownershipはそのような新しいニュービルトと呼ばれる物件を購入する際によく見られます。


Share of ownershipもその名の通り物件を持っているデベロッパー会社と共有するということです。そして、Freeholdではなく契約自体はLeaseholdです。
それってLeaseholdと何が違うの?と思うかもしれませんが、購入の仕方と売却の仕方に大きな違いがあります。
買う前にこういうのであるといのは知っておいた方がいいです。


**デベロッパーとはマンション開発などをしている会社
私知らんかったから一応書いておきますw


デベロッパーが土地を買って開拓しているので、マンションだけではなく新築の一軒家タイプもありますよ!めっちゃ高いけどww


購入の仕方
Leaseholdの物件はすでにその物件の価値が決まっていますよね。
例えば、£300,000として売りに出されている場合は、デポジットと住宅ローンを合わせてこの金額になるようにお金を用意しなければいけません。


しかし、Share of ownershipの場合は物件のその価値に対して25-80%位を支払って購入することが出来るので、大きな住宅ローンなどの必要性がなくなります。
物件価格 £300,000の25%£75,000でその物件を買うことが出来ます。


えっじゃあ残りの75%は払わなくていいのか?
そういうわけではありません、飽くまでもあなたの所有している物件の権利が25%ということで、あとの75%に関してはデベロッパーから借りているということになるので、レントが発生します
このレントはLease期間がどれくらいかで変わるみたいで、詳しくはわからないので見学や問い合わせで聞いてみるのがいいと思います。


ちなみに、このレントがシェア75%分に影響することはなく、通常の賃貸と同じように戻ってくることはありません。
しかし、通常に借りるよりも大分安く借りれることが出来るのがメリットです。また、売却するときにお金が入るので、賃貸よりは経済的に◎
ロンドンは物件の価値があがるので、売ることを考えれば賃貸よりも多分お得なんだろうな。


最初25%でも、途中でシェアを増やすことも可能です。
それを「Staircasing」といいます。
しかし、シェアを増やす際に物件の価値が上がっていると、上がった値段からの算出になるので気を付けましょう。また、増やす際もSolicitor等が必要で別途費用がかかります。


Share of ownershipって微妙じゃない?って思うかもしれませんが、もう一つメリットがあって、それはShareが80%以内なら買う金額が300K以上でもStamp dutyがかからないです。
80%以上だとかかるみたいだけど、それがどういう割合でかかるのかはわからないので、それは買うときに聞いてみて下さい。
あとはニュービルトはHelp to Buyで購入できるところが多いところかな(´・ω・`)


購入するときもだいたい人が住んでいない状態からなので、とても綺麗ですし、空き家ということから購入するまでが非常にスムーズです。
デベロッパーがSolicitorやMortgage adviser₍住宅ローンアドバイザー₎等を用意してくれるので自分で動くことも少なく便利だったという話を聞いたことがあります。


入居してからはLeasholdの物件と何ら変わらず、サービスチャージを支払うこと、リノベーションなどの際には大家であるデベロッパーに許可を貰う必要があります。


売却の仕方


Shareを100%買っている場合は通常の売却と何も変わらないのです。
100%以下の場合は基本的に売却を決めたらデベロッパー主導で動き出すのが特徴です。


売却することを決めてデベロッパーに話を持っていくと、デベロッパー側が買い手を探してくれます。
デベロッパーによって違いますが、8Weeks経っても見つからない場合は、Estate agentに行って自分で買い手を探すことも可能です。
この細かな点はわからないのですが、最初はデベロッパー主導で動き出すというのが大きな違いです。



じゃあ、果たしてどれがいいの?
って言われてしまうと、本当にその人が何を望んでいるか次第だと思います。


あと、自分が一軒家を買うので、ちょっと一軒家がいいような贔屓目で書いていますが、特にリノベーションのこととかw
一軒家ならリノベーションがなんでもできるわけではなくて、増築する場合や車庫を住居に変えたりするときなどは地元のカウンシルに許可を貰わないといけなかったりするので、そういうケースでは面倒さは同じなのかも。


私たちが最初2ベッドフラットを探していたのは、私がずっとNorth Londonで暮らしていて、North Londonで家を買いたいと思った時に予算的に買えるのが2ベッドフラットかなといったところだったのから物件をみるのは始まりました。
実際に見て行ったり、調べていくと私の理想とする家は一軒家だなというところに行きつき、エリアの見直しをし、South LondonだとNorth Londonの2ベッドフラットと同じくらいで庭付き3ベッドが買えるなと思い購入するに至りました。


なので、自分の理想とする家をまず考えてもいいのかなと思います。
何も考えがなくてもとりあえず見に行くのもいいと思います。


新しい家がいいのか
庭が絶対にある家がいいのか
一軒家がいいのか
古くて趣のあるイギリスらしいマンションに住んでみたいのか
セキュリティがしっかりしているところがいいのか
何よりも利便性が良くて好きなエリアがいいのか


日本語でイギリスの物件購入に関してのが中々見つからなかったので、この記事が誰かの役に立てれば(´・ω・`)
ただただ最初に言ったようにあくまでも独自で調べての知った知識なので、ちゃんと細かいところは自分で調べて下さい。
飽くまでも物件購入を調べるちょっとしたきっかけくらいに見て頂ければと。


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