石橋はブッ叩いて渡る@YMSイギリス

YMS2016当選後、EU圏の旦那と2018年8月に結婚し、一時帰国せずEEA Family VISAを取得。
YMS、国際結婚、現地情報について書いていきます。

住宅購入 Fist-time buyer?Chain物件?Property Ladder?

Property Ladderとは

イギリスの物件を買うときはProperty ladderという言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
Ladderつまり梯子。
一般的にはLife-timeで物件を売買を続けていき、だんだんと大きな家に移っていくことです。
子供が居ない最初のうちは二人でも十分な1Bedroomを購入し、子供が生まれたら、それを担保にしてもう少し大きな物件を購入、子供の成長に合わせて次の家を担保にさらに大きい家を購入していくというサイクルです。
でも、これは物件がまだ安かった昔だからできたことであり、物件価値があまりにも高騰してしまった今では若者が家を買うことさえ困難でHelp to Buy制度が出来たりしてます。
ロンドン以外は意外とまだ普通なのかはちょっとわからないですが。


上記では担保と言っていますが、実際は担保というよりは買うのも売るのも同時並行といった感じです。ちなみに、この売買の仕方がChainです。


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Chain物件とは?

先述しているように、売る物件を資金源として次の物件を購入することをいいます。
売るのも買うのも同時に契約をするので、先に買ってからとかができないので、売買がうまくいかないと時間がかかってしまうのです。
中々に厄介なんです。そして、これが私たちが8月にオファーが承認されたのにまだ購入できていない原因。
もし、物件のKey featuresのところにChain Freeというのがない場合は基本Chain物件です。


なぜ厄介かというと双方どちらかの売買が破綻してしまうと、自分も購入できない、もしくは売ることができなくなり振り出しに戻ってしまうからです。


ちなみに私たちの例。
売主は自分の物件を売りに出しながら、次の物件にオファーをかけて承認される。

私たちがオファーをして承認される。この段階で売主も買う物件の調査等を開始する。

途中で売主の購入予定物件に欠陥があることが発覚し、購入を断念。新しい物件探しを開始する。
私たちは売主の次の物件を探すまで待たされる。
New‼ 5か月目突入!₍通常は8-12weeksで終わる₎


こんな感じで自分はすべての準備が整って、書類にサインとお金を払うだけ!という状態までもっていっても、相手側の売買が成立しないと私たちはただ待ちぼうけになってしまうのです。
まだ待ちぼうけならいいですが、それならやっぱり売らない!ってなってしまうのが一番最悪。
ちなみに、私たちの場合は売主の売買が2回も破談になってしまったので、こんなに長く待ってます。。。途中で、こいつら本当に売る気あるのかよ?最初嘘ついてて家なんて私たちのオファーが来てから探してたんじゃないの?とかモヤモヤしていました。
最初は上手くいかなくても僕らは賃貸でも探すからいつでも入居できるよ!はははは!って言ってたのはなんだったんだよw
初めてだと何もわからないので割となすが儘にされがち。恐るべしドジーなイギリス人おじさん。奥さんに至っては内覧のときに絶対酔っぱらってたwまだ昼なのにw


もちろん私たちみたいに待たずに別の物件を探すこともできますが、それまでに支払ったSolicitorや物件調査費用などは無駄になります。
これが£2000くらいかかったりするから地味に痛手。
Solicitorによりますが、基本的には全額無駄になることはなく、その物件を調べるまでにかかった分を支払うようになります。そして、引き続き次の物件の担当をしてもらえます。


現在、売主はChain Freeの物件を購入するようでやっと進みそうです。
しかし、もし売主がさらにChainの物件を買ってしまうともうカオス。ChainのChainのChainなど。。。自分が手放すものがなく購入だけするとなると、Chainの最下層にいることになり一番厄介なんです。どこかで破綻してしまえば自分も買えない。
そんな感じでChain物件は厄介ですが、実際にはそのような売買が多いのも事実でどうしてもここの家がいい!って思ったなら購入を進めればいいと思います。
しかし、正直こんなに待たされた側からするとこれから買う人にはChain物件は辞めた方がいいんじゃない?って言いたくなります。


私たちはこの家を見たときにこの家がいい!って思ったのがあり、まだ待っています。それも、もしかしたら待ってた時間も無駄になるかもしれない。
恐るべしChain物件。


まあ、いつも売主が悪者になるわけではなく、買う側のローンが結局降りなかったり、買う側の物件が売れず売主が待つ羽目になったりもあるのでどっこいどっこい。



First-time buyerとは

その名の通り初めて物件を購入する人のことを指します。
Property AgentにSaleになっている物件の問い合わせをするとまず最初にFirst-time buyerか?と聞かれることが多いです。
そして、先述しているChainがないので、売主からもとっても喜ばれますwエージェントも売主もCash buyerの次にFirst-time buyerがお好き。


*Cash buyerはローンをせずに家を貯金の現金から購入する人のこと。要は金持ち。


First-time buyerの利点とは?
‐Stamp Duty Taxが£300K~₍2件目以降は£125Kからかかります₎
‐購入がスムーズになるので、競争が高い物件のときに有利になりやすい
‐上記の理由から不動産会社も積極的に対応してくれる


First-time buyerの人はリスクが少ないので、売主からも不動産屋からも好まれます。
まあ、あと扱いやすいからなのかなぁ(´・ω・`)


余談ですが、North Londonの物件を探しているときはザ・アジアな名前の私で問い合わせても反応がよかったですが、South Londonは割とアジア人が少ないからなのか無視されることもよくありました。旦那で再度問い合わせをすると対応してもらえたり。
電話はさすがに無視されないけど、Zooplaのお問い合わせフォームとかまじ無視されたw
なので、物件の問い合わせをメールでするときなどは旦那が西洋人の名前なら旦那の名前か、名字だけ旦那のを使うといいかも知れないです。


あとは、物件を見ていて気になる用語だと
Off Street Parking…これは色々な見方が出来るのですが、車庫はないが、駐車スペースがあると思っていただければ。これは家の前の敷地内にスペースがある場合に使うこともあるし、イギリスでよくみられる物件前に路駐するスペースがあるときにも使用されます。


Allocated parking…マンションタイプのフラットに多いのですが、自分のフラットに割り当てられた駐車スペースでのことです。


Cul-de-Sac…私道先に家があるタイプの物件のことをいいます。これはあまり見ない用語ですが、私の購入予定の家がこれがKey featuresに入っていたので。


En-Suite…個別なっているお風呂とは別に、ベッドルームの中にお風呂場があることです。


Conservatory…日本で言うサンルームです。私はConservatoryがある物件がいいなと思って探してました。まあ、あと付けは£3000~できるのですが、施工面倒ですからね。あと、基準値の大きさを超えるとカウンシルに申請をださなければいけなかったりとするので。


私は元々不動産にいたので、用語に関してはあまり気にならなったことが多いかも(´・ω・`)


少しでもこれから物件を購入する人の役に立ちますように、

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